サプライヤーロード戦略
まず、可能な場合はCoupaと統合する前に、可能な限り多くのベンダーマスターを「クリーニング」することをお勧めします。これは、サプライヤーの適切な連絡先情報を確保し、不要な重複をベンダーマスターから削除することを意味します。
企業がサプライヤーをどのように統合したいかについて考えるとき、留意すべきいくつかの動的な点があります。主に次の3つです。
- これらのベンダーはいくつの異なるERPインスタンスに由来しますか?
- 単一のサプライヤーには現在のERPベンダーマスターに複数の注文ポイントがありますか?
- 重複するサプライヤーに対してCoupaのカタログとコンテンツを管理することによるダウンストリームへの影響
ベンダーが単一のERP内の複数のERPベンダーマスターまたは複数の購入組織からCoupaに参入している場合、単一のサプライヤーエンティティが重複している可能性があります。たとえば、各ERPインスタンスにOfficeDepotがあるとします。このシナリオを処理するには2つの方法があります。
- Coupaに参加しているサプライヤーをフラット化して、各ERPの各サプライヤーエンティティがCoupaで個別に独自のサプライヤーを作成するようにします。
- Coupaでサプライヤーを集約(Coupaに1つのOfficeDepotがあるように)し、サプライヤーレコードにカスタムフィールドを追加して該当する各ベンダーIDをそのフィールドに入力します。次に、ERPに戻って取引文書を統合する際に、各POおよびインボイスで正しいベンダーIDを転送するためのロジックを含める必要があります。
単一のサプライヤーに複数の注文ポイントがある場合は、注文ポイントごとにCoupaで1つのサプライヤーを作成するためにERPベンダーマスターをフラット化する必要があります。Coupaにはサプライヤーごとに注文ポイント(メール、インテグレーション接続、CSNアカウント)が1つのみあります。
サプライヤーのロード戦略を決定する際は、決定によるダウンストリームへの影響に留意してください。ベンダーマスターをフラット化すると、サプライヤーがコンテンツの管理を支援することが難しくなる場合があります。次のような一般的なシナリオが発生します。
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4つの異なるERPがあり、各ERPのOfficeDepotが重複している場合に、CSNからカタログをロードするようOfficeDepotに依頼すると、4つの異なるカタログファイルをロードする必要があります。これはサプライヤーにとって複雑です。この状況での解決策は、顧客リソースとしてサプライヤーの単一ファイルを使用してすべての必要なファイルに分割するか、4回複製できるパンチアウトカタログを使用することです(パンチアウトサイトの一括ローダーがあります)。